独房
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独房

青空文庫作品

初出:「中央公論 夏期特集号」中央公論社、1931(昭和6)年7月

【書き出し】
誰でもそうだが、田口もあすこから出てくると、まるで人が変ったのかと思う程、饒舌《じょうぜつ》になっていた。八カ月もの間、壁と壁と壁と壁との間に——つまり小ッちゃい独房の一間《ひとま》に、たった一人ッ切りでいたのだから、自分で自分の声をきけるのは、独《ひと》り言《ごと》でもした時の外はないわけだ。何かものをしゃべると云ったところで、それも矢張り独り言でもした時のこと位だろう。その長い間、たゞ堰《せ》き止められる一方でいた言葉が、自由になった今、後から後からと押しよせてくるのだ。

主な登場人物

・ ・ ・ ・ ・
田口
スリの男
・ ・ ・ ・ ・
スリで入っていた目付のこわい男
不良
・ ・ ・ ・ ・
不良
監房仲間
・ ・ ・ ・ ・
監房にいる俺たちの仲間
娘さん
・ ・ ・ ・ ・
監房の隣りの家の娘
看守
・ ・ ・ ・ ・
看守
検事
・ ・ ・ ・ ・
検事
判事
・ ・ ・ ・ ・
判事
特高
・ ・ ・ ・ ・
特高
雑役
・ ・ ・ ・ ・
雑役
床屋
・ ・ ・ ・ ・
床屋
部長
・ ・ ・ ・ ・
刑務所の部長
医者
・ ・ ・ ・ ・
医者
同志
・ ・ ・ ・ ・
同志
労働者
・ ・ ・ ・ ・
労働者

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