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牛をつないだ椿の木
7話 七
牛をつないだ椿の木(新美南吉の作品)第7話 「七」を今すぐ読もう!チャット形式小説投稿サイトBookChat
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ついに海蔵《かいぞう》さんは、帰《かえ》って来《き》ませんでした。勇《いさ》ましく日露戦争《にちろせんそう》の花《はな》と散《ち》ったのです。

しかし、海蔵《かいぞう》さんのしのこした仕事《しごと》は、いまでも生《い》きています。

椿《つばき》の木《こ》かげに清水《しみず》はいまもこんこんと湧《わ》き、道《みち》につかれた人々《ひとびと》は、のどをうるおして元気《げんき》をとりもどし、また道《みち》をすすんで行《い》くのであります。